2011年10月30日日曜日

旅行記~エジプト~⑥

10 月7 日(金)、エジプト7 日目。

ホテルのすぐ傍に広がる Red Sea (紅海)を眺めながら朝食。エジプトとは思えない景色。

ホテルを出発し、紅海クルージングへ。

リゾートホテルは海岸沿いに集中しており、内陸は岩山と砂漠が広がっている。
砂が舞っているため、遠くはかすんでいる。

青と水色のグラデーションがきれいな紅海。紅海には大きな河が流れ込んでいないので、透明度が高いらしい。
『”紅海”の由来は、赤みを帯びているJelly fish(クラゲ)が大量に泳いでいて、海が紅く見えるから』
と知的なメンバーが言っていましたが、どうなんでしょう。

スノーケリングスポットに到着。人気の場所のようです。

スノーケリングなので深くは潜れませんが、それでも色とりどりな魚や珊瑚をたくさん見ることができました。
紅海で防水カメラを用意しなかったことをとても後悔しました。

エジプトに来るまで知りませんでしたが、紅海はダイビングスポットとして有名らしいです。
海が綺麗なのに加えて、ダイビングライセンス取得にかかる費用が、他に比べてかなり安いようです。

紅海のクルージング、スノーケリングを楽しんだ後は、バスでカイロに戻ります。

フルガダとカイロの中間くらいにある風力発電所。日本も資金融資などで支援しているらしいです。
広大な砂漠や過酷な環境をうまく利用して、経済成長に対応していってほしいと思います。

さて、今夜で今回のエジプトツアーは終了。
ホテルでのディナーはツアーメンバーとの最後の食事でしたが、長旅の疲れもあってしんみりしたものになりました。
食事の後は、みんなハグし合ったり、メールアドレス交換したり、名残が尽きませんでした。


10 月8 日(土)。

エジプト初日と最終日にお世話になったホテルに別れを告げ、カイロ国際空港へ。

カイロの街並みと反して、カイロ国際空港はかなり近代的できれいです。
Free WiFi が空港内どこでも使いたい放題というのが少々意外でした。
さらに、トイレでチップを要求されませんでした。これはたまたまかもしれませんが・・。

エジプトでは、たいていのお店や公共施設のトイレでチップを要求されます。
相場はよく分かりませんが、良心的な所だと1 Egyptian Pound (EGP or LE)で、
観光客の多いような場所だと 5 EGP ≒ 1 ドルくらい要求される気がしました。
なので、相手に要求される前に 1 EGP を渡してさっさと立ち去る作戦を何度か使いました。


今回参加したエジプトツアー。世界各地から集まった新しい仲間と約一週間、
観光スポットでは感動を分かち合い、みんな一緒に食事し、一緒に飲み、一緒に泳ぎ・・・
自分の英語力不足で思うように語り合えない場面が多々あり、悔しい思いもしましたが・・・
全てすばらしい体験でした。


さてさて、盛りだくさんのエジプトツアーでだいぶ燃え尽きましたが、次の国が待っています。






2011年10月26日水曜日

旅行記~エジプト~⑤

10 月6 日(木)、エジプト6 日目。

まず、Valley of Kings(王家の谷)へ。ここは、ツタンカーメンをはじめ、多くのファラオの岩窟墓が集中している。

偉大なファラオが埋葬されている場所に訪れることができただけで血がたぎるようでしたが、
外も墓の中も蒸し暑かったため、体温が上昇していただけかもしれない。

次に、Al-Deir Al-Bahari Temple of Hatshepust(ハトシェプスト女王葬祭殿)へ。

切り立った巨大岩が押し迫ってくるようである。

どれもハトシェプスト女王の石像だと思うが、(付け)髭があるのは何故だろうか。


続いて、第18王朝のファラオであるアメンヘテプ3世によりつくられた葬祭殿跡へ。
バスで向かう道中、爆睡してしまったのであるが、現地に到着しても誰も起こしてくれず、
ツアーガイドの説明を聞き逃してショック。

とにかく、巨大な葬祭殿はすっかり消失してしまい、現在は巨大な像が2体残っているだけである。


次はいよいよ、エジプト最大規模の神殿であるKarnak Temple(カルナック神殿)へ。
カルナック神殿は、いくつもの王朝の遷り変わりの中で、塔門や小神殿の増改築を何度も繰り返しており、
10 の塔門、聖池、アメン神殿やメンチュ神殿など複数の神殿から成り立っている。

実は昨晩、すでにカルナック神殿を訪れており、「音と光のショー」を堪能済み。
ショーの内容は期待していたほどではなかったが、煌めく星空のもと、ライトアップで浮かび上がる神殿や
神像の数々がとても幻想的であり、これまでにない世界観を感じることができた。

夜のカルナック神殿第1塔門前。

 敷地が広大すぎて、昨晩は神殿の全容が把握できなかったので、この日はゆっくり神殿を巡ることに。

昼のカルナック神殿第1塔門前。

ここのスフィンクスは牡羊の頭を持っている。アメン神殿の守り神が羊だからということらしい。

第2塔門前。

大列柱室。一本一本がとにかく巨大である。

一部に残っている天井には、まだ色彩のしっかりしたレリーフがあります。

 アメン神像。凛々しいけど小さい。

トトメス1世(左)とハトシェプスト女王(右)のオベリスク。
ハトシェプスト女王のオベリスクは約30メートルで、エジプトで最大級。

スカラベ(ふんころがし)は聖なる生き物とされていて、この像の周りを7回まわると願い事が叶うといわれている。
みんな面白半分で回ってました。

マクドナルドのチキンフィレオと、Camel Burger(ラクダ肉のハンバーガー)(写真なし)を食べながら今夜の宿へ。

アスワンとカイロの間にある紅海沿いの街、Hurghada(フルガダ)に宿泊。

シンプルでいい部屋だが、アリが多かった。

シーフードレストランでディナー。Field of ~ が少し気になった。

紅海で採れた魚介類の料理。美味しかったが、この後、お腹の調子がおかしく・・・。

バーでモヒートを飲みつつ、アップルフレーバーの水タバコを愉しみながら、夜が更けていく。。。



2011年10月22日土曜日

旅行記~エジプト~④

10 月5 日(水)、エジプト5日目。
昨晩は、ツアー参加メンバーみんなでエジプト民族衣装を着用し、
ベリーダンスとお酒を楽しんだため、起きるのがつらい朝。

ナイル川をさらに北上し、アスワンとルクソールの中間に位置するエドゥフへ。
Edfu Temple(エドゥフ神殿)は、エジプトで2番目の規模の大きさを誇り、保存状態は最も良いとされています。
ホルス神を祀る神殿であるため、別名のHorus Temple(ホルス神殿)の方が有名かもしれません。
エジプト航空の航空機に描かれているのはハヤブサの姿をしたホルス神でした。

巨大な塔門。塔門にはホルス神が描かれ、塔門入り口両脇にはホルス神像が配置されています。

中庭にもホルス神像。これは保存状態が良い。

 ホルス神の聖なる箱舟。

ホルス神づくしの巨大な神殿を巡った後はクルーズ船に戻り・・・

デッキのプールでのんびり泳いだり、ビールを飲んだり。

雄大なナイル川をゆっくり北上します。

Luxor Temple(ルクソール神殿)にやってきました。
『ここは、夕暮れから日没にかけてが素晴らしい』というエジプシャンツアーガイドの言葉に期待が高まります。

塔門には、アブ・シンベルにもたくさんいたラムセス2世の座像が2体と、巨大なオベリスク。

ここもラムセス2世がたくさんの中庭。昔は、大きな像の肩までが地中に埋まっており、地上に出ていた頭部は
人々が暮らすのにジャマだったため切り落とされたらしい。小さいラムセス2世は頭まで地中に埋まっていたためセーフ。

アメンヘテプ3世の中庭。だんだん日没が近づいてきて、ライトアップされた列柱がより一層迫力を増している。

日没間近の空とのコントラストが素晴らしく、心を奪われる。

日没後の塔門前。神秘的な神の領域への玄関口としか言いようがない。


この後、エジプト最大規模の神殿へ。


2011年10月19日水曜日

旅行記~エジプト~③

10 月4 日(火)、エジプト4日目。
アスワン空港から飛行機に乗り・・・
(機体と尾翼に描かれているのは、古代エジプトの神を象徴したデザインらしく、かっこ良い)

30~40 分で、アブ・シンベル空港に到着。

アスワンからアブ・シンベルまではバスでも4~5時間で行けるようですが、
上空からのアブ・シンベルも一見の価値ありだと思います。

ラムセス2世によって建造された、アブ・シンベル大神殿。

4体ともラムセス2世で、右に行くにしたがって年を取っているらしい。
左から2体目は、昔の地震で落石がヒットしてしまい、頭が地面に転がっている。

アブ・シンベル小神殿。数人いたラムセス2世の王妃のうち、
最も寵愛していたネフェルタリ王妃のために建造された神殿。

両神殿とも大きすぎて、一緒に写真に納まらない。
夜になると、写真手前の観覧席から神殿のライトアップショーを観れるらしいです。

 
アスワンに戻り、ナイル川を北上します。

ナイル川の夕日。

アスワンを少し北上したところで、コム・オンボ神殿 (Kom Ombo Temple) に立ち寄ります。

Lotus flower (蓮の花)をイメージした柱。美しい。

レリーフの彫刻が細部まできれいに残っているのがすごい。
左からクレオパトラ、王様、セベク神、ハトホル神・・・(多分)


2011年10月18日火曜日

旅行記~エジプト~②

10 月3 日(月)、エジプト3日目をカイロからアスワンに向かう夜行列車内で迎える。

車窓から眺める朝方のアスワン付近の光景。数千年前からほとんど変わっていないといわれている。

朝食、パンばっかり・・・。

カイロから13 時間ほどで、アスワン駅に到着。

アスワンからは、クルーズ船に3泊予定。ゴージャス。

部屋に荷物を預け、船の中でランチ。生野菜、フルーツはできるだけ避けました。

午後は、felucca とよばれる小型帆船に乗り、古代から続くエジプシャンの
ナイルでの生活風景を間近に観察することができました。

若いお兄さんが巧みに帆を操っています。

漁の帰りのようです。


夜は、アスワンの街を散策しました。

アスワン駅前広場。女性や子供たちも多いです。

Aswan souk(アスワンスーク)は、様々な産品が販売されている市場です。
観光客にはしつこく声を掛けてくるので、だんだん嫌気がさしてきますが、
うまく値段交渉すれば格安で購入できる場合もあるので、欲しいものがある時は強気で応じるのがいいです。

スパイスのお店がかなり多い。色鮮やかなので、見るだけでも楽しめる。


クルーズ船に戻って、ディナー。

今晩は、停泊中の船で飲み明かします。エジプトの2大ビール、「STELLA」 と「SAKARA」を堪能。